1/1

株式会社化する日本 ー平成の実相から戦後日本の深層を読み解くー(内田樹・鳩山友紀夫・木村朗著)

¥1,100 税込

別途送料がかかります。送料を確認する

¥2,000以上のご注文で国内送料が無料になります。

新書判/272ページ/2019年3月7日 発売/ISBN978-4-908170-19-5
定価 本体1000円+税

<内容紹介>
私たちはいつから、
株式会社・日本の従業員になったのか!?

人々に蔓延する従業員マインドと急速に劣化する政治、
グローバル資本主義の末路、
対米自立の幻想と蹉跌……
すべてが株式会社化する「平成」という特異な時代の実像から
日本の深層部を明かす。

<目次>
第1章 平成時代と対米自立の蹉跌
・カネの力、国際社会の信望によって対米自立を果たすという幻想
・敗戦時のまま日本に残存する「北方領土」と「南方領土」
・天皇制と立憲デモクラシー、異なる原理が共生している本当の理由
・日本の改憲にアメリカはどう出るか
・・・
第2章 あらゆるものが株式会社化する特異な時代
・株式会社化した社会で、人々に広がる従業員マインド
・貧乏くさい日本人にジャストフィットする貧乏くさい政権
・官邸の情報統制ではなく、ほとんどは自己検閲、自主規制である
・政治家の能力とは無関係に吹く「風」の異様さ
・・・
第3章 グローバル資本主義の末路
・結局、グローバル資本主義は戦争に行き着くほかない
・全世界が模索している新しい資本主義のあり方
・トランプ登場で失われたアメリカの「真の国力」
・アメリカ衰退後、未来を示す力こそ大きな国力だ
・・・
第4章 沖縄問題からみた新しい世界地図
・日本が主権国家であるかのように偽装してきたツケ
・対米従属の記念碑的事業である辺野古基地建設
・中国、アメリカなどの大国に与しない日韓の共同体構想
・日中の連携を軸にして構築される東アジア共同体構想
・・・
<著者紹介>
内田 樹(うちだ たつる)
1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書、第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書、新書大賞2010受賞)、『街場の天皇論』(東洋経済新報社)など著書多数。第3回伊丹十三賞受賞。

鳩山友紀夫(はとやま ゆきお)
1947年生まれ。元内閣総理大臣、東アジア共同体研究所理事長。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学工学部博士課程修了。1986年初当選。93年細川内閣で官房副長官を務める。2009年、民主党代表、第93代内閣総理大臣に就任。10年総理大臣を辞任、12年政界引退。氏名表記を鳩山由紀夫から鳩山友紀夫に変更。著書に『脱 大日本主義』(平凡社)などがある。

木村 朗(きむら あきら)
1954年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、東亜歴史文化学会副会長、国際アジア共同体学会常務理事。『危機の時代の平和学』(法律文化社)、共編著『20人の識者がみた「小沢事件」の真実』(日本文芸社)、『沖縄自立と東アジア共同体』(花伝社)、共著『沖縄謀叛』(かもがわ出版)など著者多数。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (4)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,100 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品